学生会館日記

北園女子学生会館 ウィズコロナ時代の交流のカタチ

こんにちは。北園女子学生会館です。新型コロナ以降、お部屋探しで「感染拡大防止策」と同じくらい気になるのが、「入居者同士の交流」ではないでしょうか。「せっかく上京してもオンライン授業ばかりで独りぼっち…」。新聞やテレビではそんなニュースも度々目にしました。さて、学生ばかりが済んでいる学生会館では実際のところどうなんでしょう?
都内最大(594室)の女子学生会館である当館における、2021年度春~秋にかけての取り組みをご紹介させていただきます。

2021年秋現在、以前のように飲食を伴う歓迎パーティーはまだ開催できる状況にありません。それでも、初めて上京した館生さんが孤立しないよう、感染防止に注意しつつ下記のような交流の機会を設けてまいりました。

①先輩館生による館内ツアー&ご近所ツアー(4月上旬)
スチューデントアシスタントと銘打った有志の先輩館生に、お引越したばかりの新入生をサポートしていただきました。食堂やランドリー室といった共用部の使い方を教えてあげたり、近所の商店街へみんなで買い出しツアーに出かけたり。
事前見学に来られなかった新入生に喜ばれただけでなく、先輩館生さん達も意欲的に取り組んでくれていたのが印象的でした。

②入館ガイダンス(4月中旬)・フロア別防災ガイダンス(4月下旬)
1回あたりの人数を減らし、そのぶん回数を増やしました。ガイダンス後には参加者に懇談の時間を設けました。フロア毎の集まりで、館内の“ご近所さん”を見つけられたのではないでしょうか。

③学校別集まり会(10月)
本当は春に開催予定でしたが、4月末の緊急事態宣言発令に伴い延期に…。9月末に宣言が解除され、ようやく開催できました!
春のガイダンス同様、「少人数制×複数回」。人数の多い学校は学部や専攻別に細かく分わけて開催しました。最初は皆さん緊張気味の様子でしたが、先輩がリードして徐々に打ち解けると、学校や授業、アルバイトや地元…と話題が広がり和やかな雰囲気に。帰り際に連絡先を交換するのがお決まりの光景でした。

「今は同じ学校の人と仲良くなる機会が限られているので、嬉しかったです!」

そんな感想をいただくと、やっぱり館生さん同士が繋がれる機会の重要性を感じます。もちろん、会館として行うイベントですから「安全に」は必須条件。まだまだ試行錯誤は続きますが、館内の感染防止に努めつつ、会館での学生生活が少しでも充実するよう努めていきたいです。